石黒産業エクステリアカタログVol.10
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——————————舗装材にはインターロッキング、透水平板、レンガ、石材などさまざまな素材があります。敷設箇所の用途や地盤の状況などにより舗装材の素材や厚さ、施工方法が異なります。舗装工事では、地盤状況をしっかりと確認し、その状況にあった路盤構成で施工することが大切です。適切な施工がなされない場合、右記のような不具合が発生する恐れがあります。84 インターロッキングブロックの品質規格地盤の確認:必要に応じた地盤の支持力の確認を行います。高さの確認:周囲の集水桝や縁石などの高さを確認し、配水計画を立てて水勾配(2%程度)を決定します。コンパクターで路盤に転圧をかけて締め固め、できるだけ平坦に仕上げてください。締め固めた路盤で水勾配が確保されているか確認してください。敷き込みをしながら目地調整を行います。ゴムハンマーやバールなどでブロックの目地がまっすぐに通るように微調整します。試験項目歩行者系道路曲げ強度(N/㎟)透水係数(㎝/sec)3.0以上保水量(g/㎠)吸上げ高さ(%)すべり抵抗値(BPN)40以上普通品車道歩行者系道路5.0以上3.0以上60以上40以上仕上り高さより、インターロッキング60+クッション砂30+砕石100=190下がりまですき取りを行います。その際、路床を荒らさないよう注意してください。ブロックの仕上り高さに水糸を張りレベル出しを行います。水糸を目安にクッション砂を均一の厚さ30で敷き均します。その際、ブロックの沈みしろを考慮して、若干の余盛りを加えます。コンパクターにより歩行スピードで3回程度の転圧を均等にかけます。割れ路盤構成が不適切。下地の締め固めが不十分。舗装材の厚さ、強度が不足(車両の乗り入れ箇所では、通常の歩道部分と路盤構成が異なります)。透水性車道歩行者系道路5.0以上3.0以上1×10-2以上60以上40以上不陸・水溜まり下地の締め固めが不十分。適切な水勾配がない。保水性車道5.0以上——0.15以上70以上60以上㈳インターロッキングブロック舗装技術協会排水計画に則った水勾配で砕石を厚さ100以上で敷き均します。転圧を考慮して、若干の余盛りをしてください。設計図を元にブロックの敷き込み基準を決定します。基準となるポイントから直角方向に水糸を張り、それを基準にブロックの敷き込みを行います(敷地の形状により、ブロックの現場カットが必要となります)。ブロック表面に目地砂を均一にまき、ホウキなどで砂を目地にすり込みます(コンパクターで振動をかけると砂をより充填できます)。ガタつき下地の締め固めが不十分。ブロック下のモルタルとの接着力が足りない。試験方法JIS A 5371JIS A 5371JIS A 53712%程度の水勾配 100砕石水糸 190 30 100 縁石など水糸 路床 クッション砂 100 水糸 砕石 90° 縁石などⅣ.舗装材の施工舗装材の施工要領 〈インターロッキングブロック(t=60)をアプローチに施工する場合〉1.地盤の確認4.路盤の転圧7.目地調整2.すき取り5.クッション砂の敷き均し8.ブロックの転圧3.砕石の敷き均し6.ブロックの敷設9.目地詰め

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