石黒産業エクステリアカタログVol.10
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●フェンス付きの塀の配筋は、フェンスの柱定着部とブロック最上段の横筋が変則配筋となります(図-13,14)。【土に接する塀】●塀は土に接することはできません。ただし、土に接する高さが400㎜以下であり、その部分の耐久性や安全性などが考慮されている場合はこの限りではありません。【擁壁の上部に塀を設けるとき】●ブロック塀を鉄筋コンクリート造などの擁壁の上部に設ける場合は、塀と擁壁の設計は同時に、施工は連続して行ってください。●擁壁上部に設ける塀の高さは1.2m以下にしてください。なお、擁壁の高さが1m未満の場合は、擁壁下部の地盤面から2.2mの高さまでブロック塀を設けることができます(図-11)。【フェンス付きの塀】●金属製のフェンス付きブロック塀は連続フェンス塀と組み込みフェンス塀に分類できます(図-12)。【連続フェンス塀】●連続フェンス塀は、高さを2.2m以下にブロック壁体部分は1.2m以下、フェンス部分は1.2m以下にしてください(図-12)。また、フェンス部分の加算する高さとブロック部分の合計(換算高さ)を1.6m以下にしてください(表-8)。●組み込みフェンス塀の高さは1.6m以下に控壁を設けないで設計することができます(図-12)。●連続フェンス塀は、換算高さをそのブロック塀の高さとして、基礎・配筋を決めてください。81図-10 土に接する塀図-11 擁壁上部に塀を設ける場合図-12 フェンス付きブロック塀C種ブロック 空洞部は全充填するか 上部ブロックより 厚いものを使用する 400㎜以下擁壁高さ1m未満の 場合は、2.2m以下 40d以上塀の高さ 2.2m以下 連続フェンス塀型枠状コンクリートブロック 400㎜以下※鉄筋省略 1.2m以下 塀の高さ 1.6m以下 組み込みフェンス塀ブロックの種類化粧・空洞ブロック型枠ブロック※γ:フェンスの風圧作用面積をフェンスの長さと高さとの積で除した値表-8 連続フェンスの塀のフェンス部加算高さ図-13 連続フェンス塀の配筋図-14 組み込みフェンス塀の配筋フェンスの柱定着部で横筋が切れる ※横筋が切れる場合には1段下にも横筋を配置してください。 フェンスの柱定着部で横筋が切れる ※横筋が切れる場合には1段下にも横筋を配置してください。 フェンス部分の高さF(m)γ≦0.4F≦0.60.6

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