石黒産業エクステリアカタログVol.10
79/92

【最大施工高さ】●2.2m以下にしてください(図-1)。【ブロックの厚さ】●2m以下の塀は厚さ100㎜以上、2mを超える場合は厚さ150㎜以上のブロックを使用してください。【基礎のせい】●350㎜以上にして300㎜以上根入れします。【配筋】●鉄筋は9㎜筋以上で縦横に800㎜以下の間隔で配筋してください。●鉄筋は壁頂部および基礎の横筋に180°フックを行います。ただし、鉄筋の径の40倍以上を定着させる場合はこの限りではありません。【控壁】●3.4mごとに9㎜の鉄筋を入れた高さの1/5以上突出した控壁を設けてください。1.2m以下の塀は不要です。【構造計算】●平12建告第1355号・「鉄筋コンクリートブロック造の塀の構造耐力上の安全性を確かめるための構造計算の規準を定める件」により、構造上安全であることが確かめられた場合は規準の限りではありません。コンクリートブロックの塀の基準は建築基準法に定められています。しかし、その内容は最低限の規定にとどまっていることから、詳しい設計を行う場合は、(社)日本建築学会の「コンクリートブロック塀設計基準」「組積造設計規準」が参考になります。ただし、使用するブロックの厚さは、建築基準法では100㎜以上であるのに対し学会規準は120㎜以上である点に注意してください(図-1)。ほとんどの場合、学会規準の定める数値がより高い安全性を求めた規準になっています。【最大施工高さ】●2.2m以下にしてください(図-1)。【ブロックの厚さ】●2m以下の塀は厚さ120㎜以上、2mを超える場合は厚さ150㎜以上のブロックを使用してください。【基礎】●基礎の形状と塀の高さは(表-1)の通りです。●基礎の根入れ深さは塀の高さによって変化します。(表-2)を参照してください。計算結果は(表-3)。建築基準法【建築基準法】補強コンクリートブロック造の塀ブロック厚さ塀の高さ2.2m以下基礎のせい350㎜以上根入れ最大施工高さは同じ基礎の大きさ、ブロックの厚みは異なる塀高さ2m以下:120㎜以上塀高さ2m超 :150㎜以上550㎜以上日本建築学会ブロック厚さ基礎のせい400〜【日本建築学会】コンクリートブロック造の塀77図-1 ブロックの厚さと塀の高さ塀高さ2m以下:100㎜以上塀高さ2m超 :150㎜以上300㎜以上※鉄筋・控壁省略表-1 基礎の形状と塀の施工高さ表-2 基礎の根入れ深さ 表-3 基礎の根入れ深さと塀の高さ500㎜以上基礎の形状土 質控壁(控柱)無し控壁(控柱)有り※改良土とは、基礎周辺をコンクリートなどで固めたもの、またはそれに類するもの塀の種別補強ブロック塀型枠ブロック塀※H:ブロック塀の高さ塀の高さ2.2m以下1000120014001600180020002200根入れ350〜HI形基礎普通土改良土1.21.41.61.8基礎の形状I形基礎350以上かつ(H+200)/4以上450以上かつ(H+600)/4以上補強ブロック塀I形基礎逆T・L形基礎350350400450500——350350350350350400450逆T・L形基礎普通土改良土1.61.81.62.2逆T・L形基礎350以上かつ(Hー400)/4以上450以上かつH/4以上型枠ブロック塀I形基礎逆T・L形基礎450450500550600——450450450450450500550(単位:m)(単位:㎜)(単位:㎜)Ⅱ.コンクリートブロック塀の基準(規準)

元のページ  ../index.html#79

このブックを見る